【倉敷市】屋根の種類は何がある?人気の屋根材と選ぶポイントを解説
2025.07.26 (Sat) 更新
岡山県倉敷市・総社市の皆様こんにちは。
倉敷市・総社市をメインに塗装工事を行なっております、外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店の光輝塗装です!!
屋根材は、雨風や紫外線などのダメージから建物の躯体部分を保護する役割があります。
外壁塗装のようにカラーやデザインが豊富ではない場合が多いため、見落とされがちですが、
屋根材にもさまざまな種類があり、それぞれ特徴が大きく異なります。
倉敷市は瀬戸内海沿岸特有の温暖な気候で、天気や湿度が安定している特徴がありますが、
どういった屋根材を選ぶことで住宅の寿命を伸ばすことにつながるのでしょうか。
この記事では屋根の種類について詳しく解説します。
この記事を見ることで、
- 屋根材の種類
- 倉敷市で人気な屋根材
- 屋根材選びの注意点
が分かるようになります。
外壁塗装のプロである私たちが解説します。
倉敷市で屋根材の種類選びにお悩みな方はぜひご覧ください。
目次
屋根材の種類
屋根材にはさまざまな種類がありますが、一般的な戸建住宅で使用されている代表的なものは4種類に区分されます。
屋根材の種類 | 耐用年数 | 素材 | 機能性 | 見た目 |
---|---|---|---|---|
瓦屋根 | 50年以上 | 陶器、セメントなど | 断熱性 遮音性 耐熱性 | 伝統的な日本家屋 |
化粧スレート | 20〜25年 | セメントと繊維素材の混合 | 耐震性 | フラットでシンプル |
ガルバリウム鋼板 | 約30年 | 金属 | 耐震性 防水性 | フラットでスタイリッシュ |
アスファルトシングル | 20〜30年 | ガラス繊維にアスファルトの混合、表面に石粒 | 耐震性 耐久性 耐候性 | フラットで石粒仕上げ |
瓦屋根
瓦屋根とは、お寺や武家屋敷、神社仏閣などの伝統的な日本家屋に多い屋根材です。
一口に瓦屋根といっても、いくつかの種類があります。
- 陶器瓦:瓦の表面に釉薬を塗ってから焼く
- セメント瓦:セメントが主原料で焼き物ではない
- 本瓦:お寺や武家屋敷に使用される非常に高級
一般住宅で使われるオーソドックスなタイプは陶器瓦であり、
セメント瓦は焼き物ではなく表面塗装がされているため、色褪せしやすく、メンテナンスが必要です。
瓦屋根は、断熱性、遮音性、耐熱性、デザイン性の高さが魅力である一方で、
ほかの屋根材と比べて重いので耐震性の低さと費用の高さがデメリットとして挙げられます。
大地震で瓦屋根が落下・倒壊する映像を見たことがある方も多いかもしれませんが、
これは屋根の重みで倒壊リスクが高まるためです。
最近では、瓦同士を噛み合わせて固定することで耐震性を高める「防災瓦」もでてきているので、
瓦屋根にこだわりたい方は検討してみてもよいでしょう。
化粧スレート
化粧スレートとは「コロニアル」「カラーベスト」など別の名称もありますが、
カラーバリエーションが豊富で外壁塗装のデザインに合わせやすいです。
瓦屋根と比べて、軽量さ、費用の安さ、色彩の豊富さなどが高く評価され、
最近では数ある屋根材の中でもトップクラスの採用率となりました。
ただし、瓦屋根と比べると耐用年数が短くなるので、必然的にメンテナンス頻度が高くなります。
放置すると住宅の躯体部分が腐食する原因になるため、定期点検・メンテナンスを忘れずに行ないましょう。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、金属素材(アルミニウム・亜鉛・シリコン)が使用された屋根材であり、
スタイリッシュな仕上がりになります。
「金属素材」と聞くと雨水や紫外線などで錆びる心配をされる方も多いですが、
表面をコーティングしているので、錆びにくく耐用年数も長いです。
また、軽量さが強みの化粧スレートの3分の1〜4分の1程度の重さなので、
地震が多い日本でも耐震性の高さが安心感につながります。
軽い素材の屋根材は、屋根の重ね葺きなどのリフォームも手軽に行なえるため、メンテナンスの負担も少ないです。
なお、金属素材ゆえに、ひび割れが起きると錆びたり凹みやすかったりするので、メンテナンスが必要です。
アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、瓦や化粧スレートよりも
軽量で耐震性に優れており、施工が簡単なのでメンテナンスの工期を短く済ませられます。
表面に石粒を施すことで、紫外線や雨水から躯体部分を保護するための耐候性に優れているのも特徴的です。
屋根材は経年劣化に伴い、色褪せや表面の劣化が目立つようになりますが、
アスファルトシングルは表面の色のコーティングにより色褪せしにくいです。
よって、ほかの屋根材よりも美観を長期的に維持できる可能性があります。
倉敷市の気候と屋根材選びの関係
倉敷市は、温暖な瀬戸内海気候で、年間降水量は日本で最も少ないです。
しかし、台風や突風などの風害リスクがまったくないわけではないため、
基本的な耐久性と夏場の暑さ対策ができる耐熱性を兼ね揃えた屋根材選びが求められます。
具体的に押さえるべきポイントは、次のとおりです。
・夏の高温対策:遮熱性、断熱性の高い屋根材
・台風対策:ずれにくい固定方法
年間を通じて温暖な気候な倉敷市では、冬の積雪もほとんどありません。
高温対策(断熱性能)のほうを重視して選ぶと、効果を感じられるでしょう。
倉敷市で人気の屋根材4選
倉敷市で人気の屋根材は、次のとおりです。
- ガルバリウム鋼板
- 化粧スレート
- 和瓦(日本瓦)
- アスファルトシングル
それぞれの屋根材が選ばれている理由について解説します。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、軽量、耐久性の高さ、金属素材なのに錆びに強い点が評価されて倉敷市の住宅で人気があります。
瓦屋根やスレート屋根よりも軽量で、住宅全体にかかる負担を最小限に抑えられるため、耐震性の向上につながります。
倉敷市のハザードマップでは、南海トラフ巨大地震発生時に広い範囲で震度5強以上、
一部エリアは震度6強以上になることが想定されているので地震対策が大切です。
また、近年では倉敷市内に新築戸建住宅やリノベーション物件が増えており、モダンな住宅での使用例も増加中です。
化粧スレート
化粧スレートは、耐久性を維持しつつもコストを抑えられる点が評価されて倉敷市の住宅で根強い人気があります。
カラーバリエーションが豊富なデザイン性の高さから、外壁塗装や街全体の景観とも調和しやすく、
どのような住宅にも馴染むのが魅力です。
コストを抑えつつも、一定の耐久性と美観を確保したいニーズと合致していることが伺えます。
昔ながらの瓦屋根と比べると軽量化されているので、
葺き替えやリフォームでも採用しやすい屋根材として選ばれています。
和瓦(日本瓦)
和瓦は、日本の伝統を感じさせる見た目が唯一無二の魅力であり、
和風住宅や古民家で広く用いられており、見た目の美しさから人気もあります。
倉敷市には、歴史的建造物や伝統を感じさせる風情ある街並みが残っているエリアもあり、
街の景観と調和させるためにコストをかけてでも和瓦を選ぶご家庭も多いようです。
重量がある分、耐震性の懸念は残りますが耐久性と防音性に優れており、耐用年数も長くメンテナンスの負担が少なく済みます。
また、瓦の素材によっては経年変化を楽しめる点も魅力です。
アスファルトシングル
アスファルトシングルは、施工しやすい柔軟性とデザイン性の高さが魅力で、
複雑な形状にも対応できるため人気があります。
また、断熱材と組み合わせることで快適な生活環境が整備され、冷暖房効率が高まると光熱費削減効果が期待できます。
屋根材の表面にコーティングされた石粒は耐候性を高め、
雨風や紫外線によるダメージから躯体部分をしっかりと保護する効果も果たします。
各屋根材の比較ポイント
倉敷市で人気の屋根材について、価格相場やメンテナンス頻度(耐用年数)などのコスト面の違いを知ることは、
無理のない資金計画を立てながら住宅を保護できます。
ここでは、各屋根材の価格帯と耐用年数を比較します。
価格相場
各屋根材の価格相場は、次のとおりです。
屋根材の種類 | 価格(㎡あたり) |
---|---|
和瓦 | 約10,000〜15,000円 |
化粧スレート | 約4,500〜6,000円 |
ガルバリウム鋼板 | 約6,000〜9,000円 |
アスファルトシングル | 約3,000〜5,000円 |
最も価格相場が高い屋根材は和瓦ですが、耐久性に優れているため、
初期投資が高くなっても長期的な視点でみるとコストパフォーマンスは良好です。
アスファルトシングルは比較的安価な製品が多いため、
1回あたりのリフォームコストを抑えたい方に人気があります。
化粧スレートやガルバリウム鋼は、数ある屋根材の中でもちょうど中間になるので、
機能性とコストのバランスの取れた選択といえるでしょう。
メンテナンス頻度(耐用年数)
各屋根材の耐用年数は、次のとおりです。
屋根材の種類 | 耐用年数 |
---|---|
和瓦 | 50年以上 |
化粧スレート | 20〜25年 |
ガルバリウム鋼板 | 約30年 |
アスファルトシングル | 20〜30年 |
耐用年数が長いほど大規模なメンテナンス頻度は少なく済みます。
よって耐用年数が最も長い和瓦は、適切にメンテナンスをすることで50年以上使用し続けることが可能です。
一方、化粧スレートやアスファルトシングル、ガルバリウム鋼板は20〜30年の耐用年数で、
和瓦と比べると高頻度で点検やメンテナンスが必要になります。
屋根材のメンテナンスを放置すると、雨漏りや内部腐食の原因になるので、
メンテナンス頻度を考慮したうえで屋根材を選定しましょう。
屋根材選びでよくある失敗事例
屋根材を選ぶ際に、初期費用の安さだけに着目すると、将来的に修理や交換、
光熱費の高騰など想定外のランニングコストが発生する可能性があります。
ここでは、屋根材選びで失敗しないための注意点について解説します。
最終的な支払い額が予算オーバーになった
屋根材を選ぶ際、基本料金だけを見て修理の依頼をしてしまうと、
後から想定外の諸費用が発生して、総支払い額が高額になるケースがあります。
屋根修理で追加費用が発生するよくあるケースは、次のとおりです。
- 劣化の進行度が想定以上で追加補修が必要
- 付帯工事の項目の記載漏れ
- 足場の量が増加
- 塗料や屋根材のグレード変更
- 外壁塗装などほかの箇所の施工を追加
想定外の追加費用で予算オーバーになるリスクを避けるためには、契約前に見積もり金額の適正さを確認することが重要です。
屋根の劣化状況、希望する屋根材や塗料の種類、塗装や修理の面積が間違っている場合は、
後から支払い額が変更される可能性があります。
ランニングコストが高くなった
屋根材選びでは、目先の初期費用にばかり注目して、施工後のランニングコストを見落としてしまう方が多いです。
初期費用を安く抑えるために安い屋根材を選んだ結果、
塗装の塗り替えやメンテナンス頻度が増えると、長期的なスパンで見ると維持費が高くなることがあります。
また、断熱性や遮熱性などが低い屋根材を選んだ場合、冷暖房効率が低下する可能性が高く、光熱費の高騰が懸念されます。
倉敷市は年中温暖で天気の良い日が続く気候が特徴的だからこそ、
初期費用が高く着いても熱吸収を抑える機能性を重視することで無駄なコストを防ぐことが可能です。
想定よりも経年劣化の速度が早かった
屋根材の色や性能によっては、紫外線や直射日光などの熱の影響を強く受けるので、
耐用年数よりも早く劣化が進むケースがあります。
倉敷市のように降水量が少なく天気の良い日が多い地域では、
紫外線や直射日光などの熱吸収の対策が欠かせません。
一般的に明度が高いほど遮熱性が高く、明度の低いほど遮熱性が低いとされているので、
黒やダークブラウンを選ぶと熱を吸収しやすいため、
屋根表面温度が上昇しやすくなります。最近の屋根材は機能性が高く、
明度の暗い色を選んでも耐久性の差が生まれにくい場合もありますが、すべての屋根材が該当するわけではありません。
耐用年数を伸ばすためにも、色選びと断熱効果も考慮するようにしましょう。
屋根材の種類についてのご相談は光輝塗装へ
屋根材の種類は数多くありますが、温暖で晴天日が多い倉敷市では
「ガルバリウム鋼板」「化粧スレート」「和瓦(日本瓦)」「アスファルトシングル」が人気です。
それぞれメリット・デメリットがあるので、費用や耐用年数、耐震性、断熱性、
見た目など複数の観点から比較して、ご自身にあった屋根材選びをしましょう。
光輝塗装では、屋根の劣化や材質に関する知識が豊富な資格保有者が在籍しており、
まずはお客様のご自宅を訪問して、劣化状況について確認させていただきます。
岡山県内の施工実績No.1の経験で蓄積した技術力とノウハウを活かして、
お客様に満足していただける施工やサポートをご提供します。
建物診断、お見積もり、屋根材の種類や費用面のご相談などはすべて無料で受け付けておりますので、
まずはお気軽にご相談ください。